ついに正式に日本上陸を果たしたDisney+。
これでDisney+限定配信のアレやコレを見逃さずに済むってもんです。
すでに多数のDisney+限定コンテンツが配信界隈をにぎわせていますが、当ブログのイチオシ作品は断然『マンダロリアン』。
伝説の戦闘民族であるマンダロリアンと、その一員である凄腕賞金稼ぎにスポットを当てたスターウォーズのスピンオフ作品です。
時間軸的にはスターウォーズ エピソード6とエピソード7の間に位置する『マンダロリアン』は、帝国崩壊後の混沌とした銀河が舞台。
フォースとライトセーバーが見どころだった本編とは一味違う、殺伐とした冒険が描かれます。
これがまたクールでカッチョイイのなんのって!
そんなワケで今回は『マンダロリアン』の魅力を紹介したいと思います。
魅力① 高い完成度のストーリー
前述通り『マンダロリアン』は、戦闘民族の生き残りである賞金稼ぎが主人公。
賞金稼ぎに名前はありません(というかワケあって秘密)。
なので民族名にちなんで主人公自身が「マンダロリアン」と通称されているという設定です。
いいですよね~…!
これは1970年代のマカロニウェスタンの花形俳優クリント・イーストウッドが、しばしば劇中に個人名でなく「アメリカ人」だの「金髪野郎」だのと呼ばれていた演出のオマージュです。
そう、『マンダロリアン』は多分に西部劇を意識した作りなのです。
たとえば第1話の冒頭。
ガラの悪い連中がはびこり喧噪にまみれる酒場。
そこへ主人公が登場し、一気に静まり返る。
主人公に絡む悪党。
カウンターの上をすべるグラス…。
もうこの超がつくほどの西部劇っぷり!
クールなことこの上ありません!
西部劇のみならず、スターウォーズらしく時代劇要素も豊富。
『七人の侍』や『子連れ狼』のまっすぐな引用も冴えます。
いわば『マンダロリアン』は、往年のマスターピースをスターウォーズ的な文法で再構築した一作と呼び得るワケです。
このウェルメイドっぷりは盤石の一言。
近年『ハン・ソロ』や『スカイウォーカーの夜明け』などで観客を威勢よくズッコケさせてきたスターウォーズシリーズですが、ここに来てついに文句なしに面白い作品が誕生しました!
魅力② 映画並みの迫力
そんなこんなで…。
劇場版が失敗続きだったスターウォーズシリーズが、今後の活躍の場をネット配信に移そうと考えるのは自然な流れと言えるでしょう。
『マンダロリアン』は「配信作品」というスターウォーズの新たな進路への試金石でもあるのです。
いきおい、ハンパなものは作れません。
その点をディズニーは豊富な予算と鉄壁の人材でカバー。『マンダロリアン』には劇場作品並みのリソースが割かれています。
特にスタッフの面では、マーベルシネマティックユニバースでも功績の厚いジョン・ファブローやタイカ・ワイティテイが噛んでいるという豪華さ!
出演陣もペドロ・パスカルや、筋肉女子オブザハリウッドことジーナ・カラーノなど、ツボを押さえたキャスティングで隙が無い。まあペドロの旦那はほとんど声だけの出演ですが…(;^ω^)
VFXも見事で、本作が映像面で劇場版シリーズと比べて見劣りする点は一切ありません。配信作品だからってナメんなよ!と言わんばかりです。
例によってライトセーバー同士の剣戟戦はありませんが、宇宙のドッグファイトは健在。マンダロリアンの愛機"レイザークレスト"が超カッコイイ!
なおXウィングもちょっとだけ出るよ!
魅力③ ザ・チャイルドが可愛すぎ
マンダロリアンが運命的に出会う"ザ・チャイルド"。
彼(彼女?)をめぐってマンダロリアンは熾烈な戦いに身を投じていくことになるのですが…。
このザ・チャイルドがもう超カワイイ!
ザ・チャイルド目当てに『マンダロリアン』見ても絶対後悔しないレベル!
つぶらな瞳!
よちよち歩き!
現実の1歳児に相当する有機的なムーブは、R2-D2やBB-8とは違うコンセプトのマスコットぶりです。
見た目通りヨーダの血縁者なのか、あるいはまったく別の存在なのか…。その正体は謎に包まれています。
いまのところ分かっているのは強力なフォースの使い手ってことだけ(フォース・チョークもできるよ!)。
謎だらけってところがまた存在感を増しますよね。
とにかくカワイイんですったら!
魅力④ まだまだ旅は続く!
というワケで『マンダロリアン』の魅力を紹介する記事でした。
とは言え『マンダロリアン』最大の魅力は、ストーリーが本格的に展開するのはまだこれからって点でしょう。
シーズン1最終話はキリの良いところで終わってくれましたが…。
ザ・チャイルドの正体も、ザ・チャイルドを追う敵の正体も、すべてが謎のままです。
言い換えればこれからの展開に大いに期待できるってこと。
すなわち長く楽しめるってことです。将来性が抜群!
シーズン2にはボバ・フェットも出るらしいし!
二人の旅はまだまだ続くぜ!